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多摩サイの終点

s-サイクリングロード 自転車日和。多摩サイを下って、ポルシェバイクで羽田まで行く。調べたら、ちょうど2年ぶりだ。この時期になると、多摩川の河口まで行きたくなるらしい。
 羽田の鳥居までは、ウチから41km。そのうち36kmは川沿いのサイクリングロード(遊歩道)だ。しかもたいてい川の両岸にある。二子玉川からはこんなに狭くなったりもするが、信号がないのだから、移動路としてこんなにありがたいものはない。

s-桜 早咲きの桜が咲いていた。伊豆の河津桜も見られるが、これは岐阜県の薄墨桜。

s-新幹線 新幹線が川を渡って武蔵小杉のタワーマンション街区に入ってゆく。ここにいる5分のあいだ、行き来した在来線は2本だったけど、新幹線は3本通った。
 武蔵小杉駅のホームからは、すぐそこをぶっとばしてゆく新幹線が見られる。あれもムサコ人気の隠れた理由のひとつじゃないかと。

s-水門 多摩川でいちばん古い六郷水門。3月で90歳になるオフクロより1歳若い昭和6(1931)年製。かくしゃくたる現役。

s-ネコ 水門の写真を撮っていたら、猫が来た。ものすごく人なつこくて、膝の上に乗りたがる。

s-あと2km 海まであと2km。羽田空港の施設や離着陸する飛行機が見える。このへんまで来ると、人も景色も空気ものんびりしていて和む。
 それはともかく、3月末から始まる都心上空の新着陸ルート、あれは安全性の面でかなりヤバイらしい。

s-鳥居 羽田の鳥居に到着。ここが多摩サイの終点。サイクリストは自転車に乗ったままゆっくり走りながら鈴緒を揺らして鳴らすのが正しいらしい。

s-佃煮 羽田の佃煮屋でおみやげを買って帰る。まだニシンの甘露煮しか食べていないけど、ほとんど甘くなくて、絶品でした。

感染症の思い出

 厚労省が発表した新型コロナウィルス感染症受診/相談の目安のひとつは37.5℃の熱が4日以上続くこと、だそうだ。

 大学生のころ、ひどい風邪をひいて寝込み、39℃以上が数日続いたことがある。市販の解熱剤を飲んでも下がらない。ちょっと下がっても、夜になるとまた上がる。ヘンな夢を見てうなされるし。
 そんな高熱が続くと、頭がおかしくなったような気がして、寝床で声を出してカーグラフィックの記事を読んだりした。漢字とか忘れていないかと思って。

 いよいよこれはヤバイと感じて、日曜で家にいた父に、病院へ行くので車を呼んでほしいと頼んだ。
 タクシーが来るまでのあいだ、ベッドに入っていたら、坂の下からピーポーピーポーという音が近づいてきて、止まった。父は救急車を呼んじゃったのだ。それが人生唯一の救急車搬送経験である。救急隊員は頼もしくてカッコよかったけど、タウンエースの救急車は乗り心地が悪かった。

 救急外来での診察結果は「何かの感染症でしょう」とのことだった。インフルエンザの名は出なかった。
 ハタチそこそこだったし、もともと救急車のお世話になるはずではなかったから、入院のニの字も出なかった。薬をもらい、バスで帰った。じきに治って、家族にもうつらなかった。
 あのとき80歳だったら死んでたかもしれないが、だとしても、それってぼくの寿命だったということだろう。みなさんそんなに長生きしたいのかなあ。

s-DSC_0064.jpg
 この2月で前期高齢者の仲間入り。ブログタイトルを変更しました。「悠々自適」のモジリですが、最後は“適”を“的”に変えました。「悠々自転車的」でサーチしたところ、既出が見当たらなかったので、今後はこれでボチボチいきたいと思います。

50年ぶりの再会

s-DSCF9453.jpg 御殿場線の山北駅へ行って、公園に保存されているD52(デゴニ)に会う。
 ただの静態保存SLではない。炭水車に積んだエアコンプレッサーから圧縮空気を直接シリンダーに送り込み、石炭も水も使わずに動けるようにした改造“空気”機関車だ。
 この手法で全国のSLを蘇らせてきた元国鉄機関士、恒松孝仁さんの遺作がこのD52 70号機である。

s-済 D52は日本最大級のSL。シャシーのレイアウトはD51(デゴイチ)と同じだが、ボイラーはより大型で、デゴイチの1600馬力に対して2000馬力を誇った。

s-PICT1486.jpg 70年代まで御殿場線を走っていた70号機の現役時代をぼくは知っている。というか、中1のとき、沼津駅で初めてナマのD52を見たのが蒸気機関車に血道をあげるきっかけだった。駅にいたら、D52が入ってきた。目の前を通ったとき、ボイラーの熱で顔が熱くなった。なんなんだ、このアツイ機関車は! それ以後、消えゆく国鉄のSLを追っかける撮り鉄になった。

s-PICT1497.jpg 第二次大戦中の耐乏期につくられたためか、見た目に装飾的なところがいっさいなかった。大柄だけどビンボーな、どこか物悲しい感じがあって、貨物用ではいちばん好きなSLだった。

s-済2 腕木式信号機も保存中。

グランエース

s-DSCF9578.jpg アルファードよりも、どんなハイエースよりもでっかいグランエース。「トヨタのフルサイズワゴン」とトヨタは呼んでいる。

 アルファード/ヴェルファイアとの関係はどうなるのかと思ったら、グランエースが狙うのはプロユースの高級送迎車で、8割はファミリーカーとして買われるアル/ヴェルとはバッティングしないという。たしかに、長さ5.3m、幅2mだと、走るのでも駐めるのでもプロの覚悟がいる。

s-DSCF9597.jpg 最大4列シート8人乗りもある。ルームミラーで後ろを見たら、顔ばっかり見えることになるので、リアカメラの映像をはめ込んだデジタルミラーにも切り替えられる。

s-DSCF9579.jpg カッコでいちばんおもしろいのは、でっかいレゴみたいなこの後ろ姿。とにかく室内を広くとりたかったので、あえて真四角にしたという。上屋部分は屋根に向かって多少、絞ってある。これ以上、サイドパネルを垂直に立ててしまうと、馬車のように上のほうが大きく見えてしまうそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00216086-kurumans-bus_all
 バドミントン桃田選手の事故、60km/hで突っ込んで、あそこまで壊れて、ドアも外れちゃうか!?と思ったら、硬派の自動車ジャーナリスト・加藤久美子氏のリポートによると、事故車は中国製のなんちゃってハイエースだという。

s-DSCF9598.jpg グランエースだったら、亡くなった運転手も、その後ろに座っていた桃田選手もずっと軽い結果ですんでいたんじゃなかろうか。

イヴォークにファットバイクを積んでみる

s-DSCF8530.jpg ランドローバーの販売台数を急伸させ、ブランドのイメージとユーザーの平均年齢を一気に若返らせたのがレンジローバー・イヴォークだ。
 初のモデルチェンジでもボディは大きくしなかったが、なぜか旧型より立派に見える。
 乗り心地はよくなったが、そのかわり「SUVのスポーツカー」みたいな切れ味はなくなった。そこがイヴォークの個性だったのに。ファーストネームのレンジローバーにより近づけたってことだろうか。

s-IMG_1250.jpg ボディ全幅が1.9mあるから、ファットバイクは積める。しかし、見てのとおりボディ側壁が分厚いので、そんなに余裕はない。ランドローバー車の常で荷室高(車高)も高いから、積み下ろしはけっこうフーフーいう。

●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★☆

 でも仕方ない。どんなにカッコよくなっても、ランドローバー車の素養は悪路走破性ですから。

s-DSCF8571.jpg いちばん都会向きのイヴォークでも渡河水深限界は60cmに達する。ドアの敷居よりはるかに高いところまで水が来ても、アクセルを踏んでいる限り、車内が浸水することなく走れる。この車は“ウェイドセンシング”というオプションが付いていて、水位を測ってこの画面で教えてくれる。

「流水では水中走行しないでください」と出ているが、先代レンジローバー試乗会のとき、スコットランドのクリークに入って、そのまましばらく車で川下りをした。試乗ルートにそういうコースがつくってあったのだ。不気味な水の音がドアのすぐ外で聞こえ、水圧を感じた。
 いまのレンジローバーはマックス90cmを誇る。それだけの水圧を受けながら大トルクで駆動しても、ボディが歪まないということですね。

 お上品に使っていたら、ランドローバーの車はオーバークォリティのかたまりだと思っていたら、カタログに明記される渡河能力は日本でもマジな性能になってきた。大雨による道路冠水でいちばん安心していられるのはランドローバー車なのかも。

プロフィール

下野康史(かばた・やすし)

Author:下野康史(かばた・やすし)
「カーグラフィック」「NAVI」の編集部を経て、1988年からフリーの自動車ライター。

●主な著作
「ポルシェより、フェラーリより、ロードバイクが好き」(講談社文庫)
「21世紀自動車大事典」(二玄社)
「ロードバイク熱中生活」(ダイヤモンド社)
「イッキ乗り」(二玄社)
「図説 絶版自動車」(講談社α文庫)
「運転」(小学館)
「自動車熱狂時代」(東京書籍)
「今度は、この3ケタ国道を走ってみたい」(JTB出版)
「今朝、僕はクルマの夢を見た」(マガジンハウス)  
「乗んなきゃわかんない」(朝日新聞社)

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