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史上最高級カローラ

 通販では「初回限定商法」が大流行りだが、トヨタはいま「クロス商法」まっしぐらだ。SUVを意味する“クロスオーバー”ですね。

s-DSCN3048.jpg で、カローラクロス。カローラもクロスかよ、と思いながら、ハイブリッドの四駆(E-Four)に乗ったら、おそろしくいいクルマだった。こんなに高級なカローラは、初めてだ。

 乗り心地はしっとりしているし、1.8リッターハイブリッドは速いし。室内は広いし。これがギリ200万円台で買えるなら、ハリアーもRAV4も、ましてやレクサスのSUVも要らないじゃんと思った。「隣りのクルマが小さく見えまーす」という大昔のカローラの宣伝を思い出した。
 しかし、最近のトヨタは、ホント、照ノ富士状態。ひとり横綱である。

s-IMG_3126.jpg ファットバイクも積めた。
 けれど、思ったほどラクじゃなかった。というのも……(↓)

s-IMG_3132.jpg リアシートの背もたれを倒すと、こんなに大きな段差ができてしまう。
 ここを平らにするためには、何万円かするなんとかボックスというオプションを買わないといけない。じゃないと、荷物積むのは、カローラ苦労する。
 なので、

●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★

 でも、ファットバイクを積まなかったら、満点評価に近い車だった。

 こうなったら、出しちゃいますか。クラウンクロス、センチュリークロス、アルファードクロス、ランドクルーザークロス……。

額縁入り白馬が見える峠


 今月号は長野県北の白沢峠。白馬村から東へ延びる国道406号の峠だ。

 白馬村のランドマーク、98年長野オリンピックのためにつくられたスキージャンプ台を出発前に見に行く。
 ラージヒル団体戦。日本の最終ジャンパー、船木和喜選手の大ジャンプを待つ同僚、原田雅彦選手の小さな絶叫、「ふなき~ィ」でおなじみの会場だ。

「はらだ~ァ」
「じゃあ、おまえはだれなんだよ!」
というナイツの漫才ネタがおもしろい。

s-DSCN3228.jpg 村の西側にそびえる白馬連峰。取材した10月末でもこれだけの雪化粧。

s-DSCN3224.jpg 新潟県の糸魚川へ延びるJR大糸線の踏切を渡る。白馬駅構内の線路が美しいこと。

s-DSCN3230.jpg やはり糸魚川で日本海に注ぐ姫川の橋を渡る。(糸魚川という川はありません。神奈川と同じ)
「東京~糸魚川ファストラン」OBとしては、姫川も大糸線もなつかしい。

s-DSCN3237.jpg 中腹にかつてスキー場があったため、峠までの前半は走りやすい。後半は急に狭くなり、勾配もきつくなる。
 しかし、白沢峠のごほうびは、これです(↓)

s-DSCN321.jpg 白馬から9km。標高1100mの峠は絶景ポイントだ。白沢洞門に入って振り返ると、額縁に飾ったような白馬連峰が見える。
 峠ぐるまのシトロエンDS3クロスバックも白でよかった。

s-DSCN3254.jpg 峠を下りると、鬼無里(きなさ)。この地に住んで慕われ、しかし最後は退治された鬼女紅葉(きじょもみじ)の哀しい伝説は、長いので省略します。
 でも、その名の通り、戸隠連峰南麓の桃源郷のような土地です。
 
s-DSCN3264.jpg 鬼無里の中心部で峠めし。
 こういうところは入りたくなかったけど、つい。

s-DSCN3263.jpg 食べたくなかったけど、つい。

s-DSCN3271.jpg「峠狩り」の取材中は必ず自分で運転する。助手席はカメラマン。後席では編集者がコーナー数をカウントする。
 でも、取材が終わり、完全に山を下りてからは、いつもリアシートに乗る。
 DS3クロスバックは運転してよし、後席の乗り心地もよしなのだが、ウエストラインのキックアップがこのように視界をさえぎって鬱陶しい。

長ネギのトロ


 群馬県の下仁田ネギ。これからが旬でも、なかなか東京のスーパーまでは出回ってこないブランドネギだ。
 こういうものをつくっているのだから、アホな都道府県人気ランキングの低評価なんかに知事が立腹してはいけません。

s-IMG_3236.jpg 普通のネギ(太目)との比較。
 太くて短い。地中にいる白い部分が短いから、収穫はしやすそうだ。
 ネギの香りが強い。長ネギなのに、切っていると涙が出てくる。味は“長ネギのトロ”だと思います。

 すき焼きに入れる。グリルでネギ焼き。天ぷら。食べ方はいろいろあるが、今回はカレーをつくってみた。
 4本を穂先から根元までザク切りにして、中華鍋にどっさり投入。焼き目がつくくらいまで炒める。これが主役。
 あくまで「下仁田ネギのカレー」にしたかったので、肉気は自己主張の少ないトリのひき肉を少々。
 入れなくてもよかったけど、ジャガイモも少々。
 いつもはスパイスを調合するけど、ルーはハウスジャワカレーのみ。


s-IMG_3237.jpg 出来ましたあ。写真がヘタで、マズそうだけど、実はウマイ! 食べていて長ネギの香ばしい匂いがするカレーなんて、インド人もびっくりでしょう。下仁田ネギ、エライ!

祝SSD化

 最近、パソコンの調子が悪い。買ってから4年。ハードディスクの容量はまだ十分なのに、動きがめっきり遅くなった。
 いちばん困るのはワードの不調で、作成中の原稿を立ち上げると、一部を残して、真っ白になっていたりする。右上隅のバッテンをポチって閉じ、再度立ち上げれば、元通りになるから、まだ実害を被ったことはないけど、職業ライターにとってワードのクラッシュは死活問題である。

 Windows 11も出たし、大怪我する前に買い替えようか。先週、ファミリー会員になっているPCデポを訪ねて、驚いた。
 まず、売り場にモノがない。これまで使ってきたのは十数万円のノートパソコンだが、わずかにあったWindows 11搭載の同級機は20万円する。初期設定や保証など、すべて込みだと23万円以上になる。4年前から10万円上がっている。
 半導体不足もあって、Windows 11機が出揃うのは、来年の夏以降になるという。モノが少ないから、まだ価格競争どころではないのだろう。

 店の人に自分のパソコンの症状を話したら、薦めてくれたのがハードディスク(HDD)からSSDへの交換だ。
 SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)とは、アップル製品が以前から使っている記憶装置のこと。ディスクを回転させて読み書きするHDDと違って、「ソリッドな状態」の記憶装置だから、SDカードとかUSBメモリーのすごいやつ、みたいなものか。
 とにかく、HDDから換装すると、はるかにサクサク動くようになるという。PCデポの売り場には、SSDに換装したWindows 10機もあった。

 費用は、サムスン製のSSD(500GB)、取り外したHDDのケース、もろもろの保証など込みで2万6000円ほどだった。買い替えるつもりで行ったコンピューター音痴の客に、この代替案を出してくれたのは、いま考えると、なかなか良心的だと思う。

s-DSCN3577.jpg 週刊誌の締切りとかがあると、パソコンの修理出しもタイミングに頭を使う。2泊3日の出張のあいだに交換作業と定期点検を頼み、今日の午前中に引き取ってきた。

 使ってみると、サクサクです。動作が新品みたいになった。
 いろいろなパスワードは再設定するのかなと思ったが、そんな必要もなく、どこへ入ってゆくのでも、今までどおり使えている。
 ワードの不具合のチェックはこれからだけど、とりあえず、SSD化、大成功。

地震ワクチンはないのか

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 取材交渉のため、土曜日はまたポルシェバイクで多摩サイを下る。休日出勤も、自転車なら楽し。
 
 この日も小春日和。朝から多摩サイは混んでいた。
 やけにランナーが多いと思ったら、マラソン大会をやっていた。ついに解禁になったんですね、ランニングイベントが。 

 新型コロナ禍の嵐が収まったのはなによりだけど、このところちょっと心配なのが地震だ。最近、東日本でまた小さいのが群発している感じがある。

 この日も出かける前にあった。立っていたらわからない程度の揺れだったが、パソコンに向かっていると、細かいけど力強い振動をお尻に何秒か感じた。地中の深いところで、何か亀裂が入っているような、かつてない気持ち悪い揺れ方だった。
 
 震源は東京23区の地下100km。当地は最大震度の3。いつか来るのは百も承知だけど、いま、壊滅的な直下型地震なんか起きたら、もう、ほとんど笑っちゃいそうだ。
 天災は忘れたころにやってくる。「心配していると、起こらない」というのがぼくの経験則なので、思いっきりここに心配を明記させていただきます。

 取材交渉は満点。帰りは、混んだ多摩サイを一部避けて、府中街道の旧道を行く。

s-DSCN3353.jpg これは旧道沿い、溝の口の隣町、久地(くじ)にある「円筒分水」。徳川家康の命でつくられた二ヶ領(にかりょう)用水の水を複数方向に分ける水利施設だ。
 出来たのは1941(昭和16)年だから、築80年。地下水路で導いた水を、円いコンクリ製の池に湧き出させ、四つの堀へ流し分ける。水道のラウンドアバウトですね。水量が変わっても分水比は変わらない。

 案内板の説明によると、こんこんと地下から湧水するのは、サイフォンの原理だそうだ。子どものころ、短いホースを風呂桶に突っ込み、片方を口で吸って揚水し、洗い場に流しちゃって怒られた、あれと同じ仕組みか。
 とすると、久地円筒分水はだれが最初に“吸った”のだろうか。

プロフィール

下野康史(かばた・やすし)

Author:下野康史(かばた・やすし)
「カーグラフィック」「NAVI」の編集部を経て、1988年からフリーの自動車ライター。

●主な著作
「峠狩り」(八重洲出版)
「ポルシェより、フェラーリより、ロードバイクが好き」(講談社文庫)
「21世紀自動車大事典」(二玄社)
「ロードバイク熱中生活」(ダイヤモンド社)
「イッキ乗り」(二玄社)
「図説 絶版自動車」(講談社α文庫)
「運転」(小学館)
「自動車熱狂時代」(東京書籍)
「今度は、この3ケタ国道を走ってみたい」(JTB出版)
「今朝、僕はクルマの夢を見た」(マガジンハウス)  
「乗んなきゃわかんない」(朝日新聞社)

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